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虫との戦い 1
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暑い季節です。この時期の施設の衛生対策は先ずは菌の増殖などの施設の温度環境の徹底でしょうね。そして、虫対策です。

虫の混入対策というか、やはり毛髪をはじめ製品への異物等の混入という危害にはどちらの企業様も積極的に取り組まれている活動です。

異物を分類すると

動物性異物・・・頭髪,節足動物,昆虫および卵,さなぎ,幼虫,脱皮殻,排泄物,巣.動物の排泄物,動物の毛,ダニ類

植物性異物・・・異種の植物種子,ワラ,モミガラ,糸くず,紙片,木片など

鉱物性異物・・・ガラス片,土砂,金属片,陶磁器片,合成樹脂片など

と大きく3つに分類され、今回の虫は、動物性異物に分類されます。


さて、昨年は大丈夫だったらといって、今年も虫が繁殖する夏から秋にかけて無事に混入なしにのりきれるかどうかは分かりません。季節の変わり目などには、現状のチェックという活動を取り入れて、リスクの管理には積極的に取り組む必要があります。

防止方法としては、

・設備・施設の衛生管理の徹底
・従業員に対する定期的な衛生教育・講習会
・個人への衛生指導
・ペストコントロール
・使用する水の衛生管理
・安全な廃棄物の処理方法
・安全な排水処理方法
・設備,施設の定期的な点検
・原料仕入れと食品の衛生的な取り扱い.

が、一般的な対策とされています。これらの対策に企業全体で取り組めば異物混入というトラブルは防げます。

しかし対策が分かっているのに、企業全体で取り組んでいるのに異物混入というトラブルが無くなることはありません。
世の中にこれらの取組がゼロなんていう企業様はおそらく存在しないでしょう。しかし、異物の混入というトラブルの発生数は各社がゼロで横一線ではありません。

違いは何処にあるのか?取り組む姿勢の真摯さでしょうか。

原因を一つに断定することは出来ませんが、一つにチェック機能という事があげられるとおいます。


チェックの方法ですが、単に施設内を眺めているだけでは、混入を防止できる施設の環境水準を満たしているか否かは判断出来ません。また、捕虫器を覗いてみて、捕まっている虫の数が多い少ないと一喜一憂していても根本の解決にもなりません。捕虫された虫がゼロであれば結果としては合格と申し上げても良いのですが、あくまでも飛来する昆虫に対しての成績です。走行性や泳いで来る虫に対して対策が出来ているとはなりません。

また、何かに付着して侵入する可能性、あるいは内部で発生する虫もいます。虫の混入を防除する方法は、侵入源をなくすことと、発生源をなくすことです。

チェックリストのつくるよりどころとしていただけるヒントとなる考え方を今回はご紹介してみます。

考え方、まとめ方の基本は、由来です。いかにして外部から侵入してくるか?ルートとして抜け道を捜すのではなく、飛んでくる虫ならどこから侵入するか。何処なら侵入出来るか。虫たちの運動能力などを考慮していくといいのではないでしょうか。

飛来性の昆虫なら、窓・扉・シャッターという大きな侵入口がありますし、現在の侵入対策が効果を発揮しているか、不十分であるなら、いかなる対策を行えば飛来侵入を防げるのかです。同様に、扉やシャッターからは走行性の甲虫の侵入も考えられます。いわゆるスリットカーテンの裾足らずのものが吊られていても、これら走行性の昆虫の侵入対策としては全く効果が望めません。

また、ショウジョウバエは水系の昆虫で、排水溝(側溝)などから発生するケースが多く、注意しなければなりません。排水溝は、作業終了後デッキブラシなどを使用してまめに掃除することが防除の要となります。しかし、掃除をまめに実施していても、外部から泳いで侵入してくる昆虫に対しては何の侵入防止対策でもありません。

チェックリストを作成する担当者は、ソフト対策・ハード対策が、何に対して効果を期待して実施しているかされているかを認識し、リストを抜けなくまとめていかなければなりません。

必要な実の対策の要を知らずに、一般論だけを実施している施設は数多くあります。入口には先ほどのスリットカーテンあるいは、高速シャッターを取り付ける。またも照明は暗くする、紫外線カットを用いる。これらは、ある事象が起こりうる可能性を極力低くするために考えられた対策であり、物を付けただけで万全の施設という考え方にはなっては頂きたくはありません。

昆虫の侵入対策として、以上の由来性に基づいてチェックリストを作成していく方法をご紹介しましたが、侵入口である扉や壁の穴などを洗い出し、そこを虫が侵入しないように対策を講じていくというフローで行うことも出来ます。

今回ご紹介した由来性からのチェックフローは、新たな虫の侵入口を発見する糸口になる可能性もあります。日頃の活動とは少し目線を変え、施設をチェックしていただければ、さらに高い水準での取組をしていただけるものと考えます。

・・・つづく








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